私のオートバイ『ホンダ FTR/HE゙AT HOPPER』のさらなるカスタマイズに着手していて、重い腰を上げて“シートの加工”を始めております。
本当は『シート屋』さんにお願いしてキレイにカッコよく仕上げてもらいたかったのですが、シートの貼り替えだけでもそれなりにかかってしまうところ、特注でアンコ盛り&オーダー整形までお願いすることになると驚く金額になってしまう可能性が高いので、自分の手で行うことにしました。
私がやりたかったのはシートの厚さを2~3cmほど増すことで、かつてのオフロードバイクのようなスタイルにしたいと考えていました。
チューニング&カスタマイズされたオートバイを見てみると、たまにシートの厚みを増したものを見かけることがありますが、そういう場合はライディングポジションの是正を目的としていることが多いようで、私の場合も同じです。
ライディングの際に自然に動けるようにすることが目的ですが、シート高が上がってしまうのは嬉しくはありませんが、膝への負担を軽減したいと思っていましたし、スクランブラーらしいスタイルを追うための方法の1つとしても有効だと考えていますので、やってみることにしました。
現代のオフロードバイクのように燃料タンクからフラットにしようなんて考えおらず、それらしくなれば良いかなと思っているだけです。
現時点では、リヤ側のシートを少し削り落としておいて、フロント側のシートに厚さ20mmのシート補修用スポンジを接着剤で貼り付けて、その上に削り落としたリヤ側のシート片をさらに貼り付けて接着し、それを弱粘着性の養生テープで巻いて固定してあります。
シートが黄色くなっているのは弱粘着性の養生テープで巻いてあるからで、黒色のテープだったならば良かったかなと思うところです。
この状態で1日=24時間ほど放置しておけば接着剤が能力を発揮してくれることでしょうから、その後にシート表面を大雑把に整形・修正しておいて、再び必要な個所にシート補修用スポンジを貼り足して、また弱粘着性の養生テープで巻いて固定しておくつもりです。
私のスキルと準備していた材料や道具だけでシート全体を滑らかに仕上げるのはかなり難しいと思いますが、乗って楽しめることを最大の目的として、それなりに仕上げられるように頑張りたいと思います。
またシート自体やオートバイの見栄えを良くするために、新たなシート表皮を張るときには5mmのウレタンマットを表皮の内側に入れ込んで、表面に凸凹が出にくくして仕上げようと思っていますが、うまくいくことを願うばかりです。
願わくば『ホンダ FTR』のデザインを活かして仕上げられれば良いのですが、それもまた難しいところでしょうか。
純正ノーマルのシートではオンロードバイクらしくフロント側のシートが座りやすく大きく(巾広く)なっているのが私には好ましくないところで、オフロードバイクのようにスリムな形状が欲しいところでしたから社外品への換装も考えたことがありました。
とはいうもののシートの厚さを増すことを前提にすると、そういったシートは販売されていませんので、少ない予算で目標を達成するためには純正シートを加工するのが良策となってしまうところでした。
その巾の広いシートをベースとして、好ましい形に整えるのは容易ではないと考えていますから、自分でも期待しすぎないようにしたいと思っています。
さて話は変わって、先日お話していた「LEDヘッドライトバルブ」と「LEDウインカー」の取付けは終わっています。
思っていたよりも小型のウインカーであり、存在感が希薄になったのが少し嬉しく思えますが、ウインカー独特の作動音もすることなく光が流れる様子を目にすると、なんだか時代の流れを感じさせられますね。
ヘッドライトのバルブ交換については、やはりバルブのソケット部分(後側部分)が少し長くなっていたのでヘッドライトケースに当たったいるようで、そのままではヘッドライトが収まらなくなってしまいました。
しかしながら1~2mmくらい短くできれば取り付けられそうに思えたので、コネクタ部分の配線などを整理して、さらにコネクタの不要な部分を削り取るなどして・・・、やや強引ながら取り付けることができました。
ウインカーの取付けについては、もともと差し込み部分がM8のウインカーボルトを使っていましたので、取り付け穴の径をΦ10mmまで広げなければならなかったのが手間に思えましたが、早速にウインカーを固定しようと試みたところ、ウインカーの付け根部分がラバーマウントになっていることに気付きました。
厄介だったのはラバーマウントの仕組み?!で、ウインカーをステーに差し込んで固定しようと付属のナットを取り付けて締めこんでいくと、ラバーマウント部分がどんどん潰れてしまい、ちゃんと固定することができません。
それで仕方なく、ウインカーを固定するための薄く加工したナット(M10×厚さ≒5mm)を作ることにしました。
そのナットを先にウインカー側に取り付けておいてからステーに差し込んで、それを付属のナットで締めこんで固定する方法に変えたところ、しっかりと固定することができました。
ウインカーの配線が若干細めのコードだったことも気になりましたが、特に問題になるようなことはないと考えてそのまま使用し、サイズが合わなかったギボシ端子だけを適正なものに交換してあります。
ウインカーの取付けと並行して燃料タンクの下側に取り付けてあったウインカーリレーも交換しておいたので、配線の接続の際のチェックも問題なく作動確認することができて、無事にウインカー交換を終えています。
シートが出来上がるのはもう少し先になりますが、シート補修用スポンジを貼り付けるための専用の接着剤「NTB/シート補修用スポンジ接着剤(200ml)」を思っていたよりもたくさん使用しているので、もう1本手配しようか迷うところです。
大きなシート補修用スポンジを用意して貼り付けておいて、それを削るなどして形を整えればもう少し簡単にできたかな?!と思ってしまいますが、手元にある資材を有効に使って納得のいく仕上げにしたいと思います♪