私のオートバイ『ホンダ FTR/HE゙AT HOPPER』のマフラーを作り直しています。
とはいうものの、仕事が終わってから気持ちに余裕があるときに行っていることや、工作機械や溶接機は実家の工場に行かなくては使えないことなどから、思うほど作業は進んでおりません。
それでも、なんとか画像のような状態まで作業を進めることができましたので、ここからが正念場になると思います。一見するともう出来上がっているようにも見えるかも知れませんが、実はエキゾーストパイプとサイレンサーがつながっていませんからマフラーは飾りの状態です。サイレンサーの位置が変わったので、それに合わせてゼッケンプレートも新たに作り直した(左右対称のゼッケンプレートに戻りました)のですが、真っ白のままだとやはり浮いてしまってカッコ悪く感じられます。
マフラーの製作については、エキゾーストパイプは当初は最低限のカスタマイズだけで部分的に手直しするつもりでしたが、この際なので私の好みのスタイルに近づけるべく手を入れることにしました。
作業にとりかかる前にやっておかなければならなかったのが耐熱塗装を剥し取ることで、市販のリーズナブルな塗料剥離剤を購入して挑んだところ簡単には剥がすことができず、かなり手こずりながら剥離をすることになってしまいました。
ここからやっと加工に入ることになりますが、まずはエキゾーストパイプをきちんと固定しておきたかったので、フランジを作り直すことにしました。
もともとはスチール製のかなりいい加減なもの(6mmのスタッドボルトに対して穴径9.2mmの長穴仕様)が取り付けられていましたので切断して取り外し、新たに脱着できるフランジをステンレス材で製作して取り付けました。オリジナルよりもしっかりと固定できるように改善しています。
次にエキゾーストパイプの力こぶ(エンジン横の膨らんだ部分)が好きではなかったので、この部分を無くすべく切り取ってしまいました。
その代わりに今回の加工用に用意してあったΦ38mmパイプで修復してありますが、エキゾーストパイプの前半部分はΦ33mmパイプを使っているので少しだけ太いパイプでつないであります。
結果的に以前と変わらないスタイルのように見えるかも知れませんが、この加工による性能の変化はさておき、スッキリとした見栄えが気に入っています。
この部分には遮熱プレートを取り付けなければいけませんので、遮熱プレートを取り付けられるようにナット等を溶接して仕上げようと思っています。
それとともに新たに遮熱プレートを作らなければなりませんが、気が向いたときに考えることにしましょう。
エキゾーストパイプとサイレンサーをつながなければマフラーは完成しないので、その接続する作業を促すために先にサイレンサーを仕上げておくことにしました。
といっても仕上げたのはサイレンサーの固定用ステーとマフラーエンドだけなのですが、サイレンサーを正しい位置に固定できるようになりましたので、いよいよ現物合わせで加工を施していくつもりです。
本当はエキゾーストパイプとサイレンサーを溶接して一体化したマフラーが好ましいのですが、そうするとマフラーの着脱が恐ろしく手間のかかる作業になってしまいますから、今回もサイレンサーはスリップオン(差し込み式)のままのエキゾーストパイプとサイレンサーは分離タイプで製作します。
差し込み式であることも接続をさらに難しくする要因になっていると思っていますが、手元にあるパーツをうまく活かして、何とかしなければと思っています。
いちおうエキゾーストパイプとサイレンサーを接続するイメージは頭の中できていますから、それを具体的に実践していくことになりますが、この場に溶接機がありませんからエキゾーストパイプの加工はかなり厄介な作業になるんですよ。
仮にエキゾーストパイプを切断してつなぐ位置を合わせられたとしても、それを溶接ができる工場まで持っていかなくてはならないのですが、位置決めやマーキングを維持しながら移動するのはかなり困難であり至難の技です。
先にサイレンサー位置を決めてしまったことで、余計にズレが出ないように溶接しなければならないのですが、それをわかってやっていますから仕方ありません。頑張るだけです。エキゾーストパイプとサイレンサーの接続が差し込み式だから多少は調整できるのでは?!と思われがちですが、今回は差し込み部分に角度が付いてしまうので結果的に調整巾はゼロに近くなり、作業はとても厄介なんです。
話は変わりますが、ナンバープレートの位置も是正しておきました。
リヤフェンダーを作り直したときに、ナンバープレートの上部分に10~15mmほどの隙間ができていたのですが、目一杯に引き寄せて取り付けられるように加工し直しました。もう少しナンバープレートが寝た状態で取り付けられていたら良かったかな?!と思いますが、おまわりさんの手を煩わせないようにしたいので現状くらいが好ましいと思います。
それから、この画像を見てわかるように、リヤウインカーがサイレンサーの上に乗っかるような形になっていますし、サイレンサーの出口後方にナンバープレートが被さってしまっていますから、これらも何とかしたいと思うところです。マフラーが出来上がれば走れるようになりますが、ただいま日本に上陸しようとしている台風が通り去って、気持ちの良い晴れの日が戻ってきた頃には・・・
走れるようになっていて欲しいものですが、ちょっと難しそうですね♪