私のオートバイ『ホンダ FTR/HE゙AT HOPPER』に「空冷式オイルクーラー」を取り付けるべく作業を進めているのですが、もう一歩というところまできています。
この画像ではわかりにくいですが、既にオイルクーラーを車体に取り付けてあります。
オイルクーラーは黒色ですし、それを支えるフレームも黒く塗装してありますから、余計に見にくくなっていますが、エンジンの後ろ側に取り付けました。
この取付け方法では高い冷却効果は狙えないかも知れませんが、それでも走行中は風が流れていることでしょうから、それなりに油温を下げてくれることを期待したいと思います。
オイルクーラーの状態はこんな感じで、妙に大きく感じられるバンジョーボルト(M12)が目立ちます。
固定用のステーは、オイルクーラーの上側
(ホースの接続口のない側)のフレームに接続して支えるようにしてあり、そのステーはエンジンの後側を固定しているM10ボルトのスペーサー部分を利用(スペーサーを短くしてステーを割り込ませる)して取り付けています。オイルクーラーのすぐ後ろにはリヤサスペンションユニットがあり、オイルクーラーのすぐ下にはスイングアームがありますからスペース的にはギリギリのところで取り付けてあります。
リヤサスペンションユニットにもスイングアームにも干渉しないようにしてあるつもりですが、ちょっと気になるのが本音です。
オイルクーラーへのオイルラインの接続において気になったのが購入してあった「エコノフィッティング」で、せっかくなので見栄え良くしておこうと思って購入していたのですが、肝心のホースバンドがダメでした。
強く締めていくとネジ部分が空回りしてしまい、結局それ以上のトルクがかからなくなってしまいました。
仕方なくホースバンドのみ別の製品(強化品)を探して手配し、「エコノフィッティング」の中身のホースバンドと交換して使うことにしていますが、それによって間違いなくキッチリ締まるようになりました。
下の画像が仕様変更した「エコノフィッティング」で、オールステンレス材のホースバンドは錆びないので好ましいのですが、こういったサイズの小さいものの締付部分にはSUS304材は向いていないと思いますから、無難かつ強力に締められるタイプの製品を使いたいものです。
オイルクーラーを取り付けるに当たっては新たにオイルラインを作らなければなりませんが、その時に気になるのがオイルの“漏れ”や“にじみ”です。
それを防ぐためにはしっかりとホースを接続することしかありませんので、このようにホースバンドの仕様変更や強化は重要だと考えています。トラブルが起きてから対応するのは難しいものがありますから、前もってやっておきたいですね。
後はドレンキャップを取り外して、いよいよ「オイルの取出しユニット」を取り付ければ完成に近づきます。
既にオイルラインはエンジンの直下まで引いてあるのですが、スイングアームの付け根を通っていますからドライブチェーンなどの接触があるかも知れないことをことを考慮して保護用のスパイラルチューブを巻いてあります。
とりあえずはオイルクーラーを固定できましたので、もう一歩で走り出せそうです♪