私のオートバイ『ホンダ FTR/HOPPER』は昨年末から休眠しているのですが、ずいぶん春らしくなってきましたから、そろそろ走り出せるようにメンテナンスを進めているところです。
休眠していたわけは“キャブレターを交換していたことと電装系のトラブルによるもので正しくは動けなかった”のですが、なんとか解決できたと思いますから、今度こそ走り出せると思っています。
キャブレターの交換については、昨年の11月12日に投稿した
“最後のチューニング!?”でお話したように「PE型キャブレター」から「PWK型キャブレター」に交換しようとしていて、どちらのキャブレターも“ケイヒンのコピー品”でありリーズナブルに販売されているものの1つ・・・と紹介していたのですが、ひょんなことからケイヒン製の「PWK型キャブレター」を手に入れることができましたので、それを取り付けることになりました。
この「PWK型キャブレター」は国産の2サイクルエンジンのモトクロスレーサーに取り付けてある純正部品で、それを自分で4サイクルエンジン用に仕様変更しています。
といっても変更したのはメインジェット&パイロットジェットとジェットニードルとスロットルスプリングだけですが、これらの変更によって私のオートバイでも問題なく使用できることと思います。
この画像はOKO製(左側)とケイヒン製(右側)の「PWK型キャブレター」の比較のためのものですが、性能を含めた品質的にはケイヒン製の方が優れていると思いますが、外観の出来栄えについてはOKO製の方が良いように思えます。
いろんな点においてOKO製よりもケイヒン製の方がしっかりと出来ていると思えるのですが、表面的な仕上がりについてはケイヒン製は納得のいかない部分が見られるのが残念なところです。もちろんそれは性能にはまったく支障のないところなので問題はないのですが・・・。
この画像でもなんとなくわかるかも知れませんが、同じ様にメッキ仕上げのピストンバルブを採用していますが、その表面の仕上げのレベルは段違いでケイヒン製の方が状態が良いですね。
ちなみに口径については、OKO製は30mmですがケイヒン製は28mmで結果的にサイズダウンしてますが、私の期待しているレスポンスについては変わりません(OKO製は縦方向には30mmですが横方向には28mmの長円です)から、やはり信頼できるケイヒン製が好ましいところです。
この「PWK型キャブレター」は、スロットルバルブ(ピストン)の形状が半円筒型になっていて、フラットパルブと呼ばれる高性能仕様キャブレターの廉価版ともいえる製品です。
より高性能なモデルとしては有名な「FCR型キャブレター」がありますが、性能とともに価格も高いですから、私としてはそこまでは必要性を感じていませんので、この「PWK型キャブレター」で十分に満足しています。
もともとケイヒンのコピー品だった「PE型キャブレター」でも満足できる性能を発揮していたことから、この「PWK型キャブレター」に変更したことでさらに乗り易くなると思っています。
「PE型キャブレター」と「PWK型キャブレター」の性能の違いを調べてみると、前者は高回転域でよりパワーを発揮するタイプであり、後者は低中回転域でトルク&レスポンスを発揮するタイプと言われていますが、私の乗り方と好みには「PWK型キャブレター」の方が合っているようです。
既に私のオートバイにキャブレターは取り付けてありますから、いよいよ走り出すのが本当に楽しみです♪