5月25日より、人気の“スクランブラースタイル”のスポーツバイク「ヤマハ SCR950」が発売されることになりました。
既に北米では昨年7月から販売されていて好評を得ているモデルで、いよいよ日本でも販売されることになりましたが、待ち焦がれていた方も少なくないと思います。
ベースとなっているのは“ボバースタイル(1930~40年代のダートトラックレーサーをモチーフとしたロードスター)”で人気の「ヤマハ BOLT」で、同じエンジンやメインフレームを持ちながら、まったく別のモデルに仕上げられているのが面白いところです。
この「ヤマハ SCR950」では、1960年代のストリートスクランブラーをイメージしたスタイルで、脈動する空冷Vツインエンジンと、クラシックなツインショックを組合せたシンプルな佇まいが大きな魅力です。
メーカーの発表記事は
こちらにあります。
941ccの空冷V型2気筒エンジンを搭載していて、その最大出力は54PSしかありませんから最新のモデルとしてはかなり非力です。
さらに車重は250kg以上あって、お世辞にも軽快なスポーツバイクとはいえないと思いますが、見た目にも乗り味にもオートバイらしさを追求しているところが、私にはとても好ましく感じられます。
速さや高性能を追い求めた先鋭化したモデルとは異なり、ある意味で“ユルい”とも思えるこういうスタイルは、昔ながらのオートバイの魅力を再認識させてくれる気がします。
なんだか私の提唱する“スポーツカー”と似ている様に感じますが、私が欲しかったのは実は“ユルさ”だったのかも知れません。
“スーパースポーツスタイル”を気取って『HE゛AT SPRINT』をチューニング&カスタマイズしてきましたが、もともと“サンデーレーサーとして活躍するスポーツカー”をお手本にしていたわけであり、現代の高性能スポーツカーから見れば“ユルい存在”なのでしょう。
それでも私の好みや乗り方・走り方に合わせて仕上げられていますから、純粋に走りを楽しめるスポーツカーとしては抜群なんですよ。
この「ヤマハ SCR950」のようなスポーツカーが発売されることはないと思いますが、こんな“ユルさ”を持った自分だけのスポーツカーに乗るのも悪くないと思います♪